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警部まで昇進した元警察官が39歳で市役所に転身した理由|出世頭が選んだ人間らしい生活

警部まで昇進した元警察官が39歳で市役所に転身した理由のアイキャッチ画像 転職体験談

「昨夜、あなたはぐっすり眠れましたか?」

この問いに胸を張って「はい」と答えられる警察官は、実はそれほど多くありません。三交代勤務、急な呼び出し、事件の対応。いつ電話が鳴るか分からない緊張感の中で、本当の意味で休める日はどれだけあるでしょうか。

先日、私の同期生だった元警察官と街で偶然再会しました。彼は約半年前、39歳で警察官を退職し、市役所職員に転職していました。階級は警部。同期の中では「出世頭」と呼ばれていた男です。

彼から聞いた話は、これから転職を考える警察官にとって、きっと重要な参考になると感じました。ご本人の了承を得て、仮名(以下Aさん)で記事にまとめます。

この記事がオススメの人
  • 警察官として昇進しているが、本当にこのままで良いか迷っている人
  • 公私の区別がつかない働き方に限界を感じている人
  • 実際に転職した元警察官のリアルな体験談を知りたい人
  • 市役所への転職を検討している人

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街角での偶然の再会

その日、私は家族と買い物に出かけていました。ふと視線の先に見覚えのある顔があり、こちらに向かって歩いてきます。Aさんでした。

彼が警察官を辞めて市役所に転職したという話は、当時同期の間でかなりの驚きとともに広まっていました。警部まで昇進した出世頭が、突然辞めた。しかも事前に周囲にはほとんど相談していなかった様子で、同期の誰もが「あのAさんが?」と口を揃えていました。

半年ぶりに会ったAさんの表情は、警察官時代とは別人のように穏やかで、何より笑顔が多くなっていました。「久しぶり」と声をかけると、短い立ち話の中で彼は自分の今の生活を語ってくれました。

その話の一つひとつが、警察官時代に私自身も感じていた違和感と重なるものでした。

「出世頭」と呼ばれた男

勤続18年、警部まで昇進

Aさんは約18年間、警察官として勤務してきました。39歳で退職したということは、21歳前後で拝命して以降、人生の半分近くを警察に捧げてきたことになります。

階級は警部。同期の中で最も早く昇進した1人で、まさに「出世頭」の立場でした。ノンキャリアで警部まで到達するのは決して簡単なことではありません。それだけ努力も実績も重ねてきた人物だったということです。

刑事畑一筋のキャリア

Aさんのキャリアの中心は刑事部門でした。刑事畑というのは、事件捜査を専門に扱う部署であり、警察組織の中でも「事件が起きれば即対応」という役割を担う最前線です。

刑事として働くということは、事件が発生すれば昼夜を問わず現場に駆けつけるということを意味します。事件の捜査には終わりがなく、被疑者の行方を追う、関係者の事情聴取、捜査本部での打ち合わせ、上層部への報告。これらが24時間体制で続きます。

刑事のやりがいは、事件を解決し被害者を救うという社会貢献の大きさにあります。だからこそ多くの刑事は誇りを持って仕事に向き合います。しかし、その誇りの裏側では、自分の人生を少しずつ削る働き方が当たり前になっていきます。

静かに訪れた限界

サウナでも携帯を握りしめる元警察官のイラスト

サウナの中でも携帯を手放せない日々

Aさんの転職のきっかけについて、最も印象的だったエピソードがこれです。

Aさんはサウナが好きでした。警察官としての緊張から解放される数少ない時間が、サウナでのひとときだったのです。しかし、そのサウナの中でさえ、彼は10分おきに携帯電話を確認しなければならない日々を送っていました。

いつ事件の連絡が入るか分からない。呼び出しがあれば即座に現場に向かわなければならない。たった10分の休息でも、心は常に職場につながったままです。

本来、リラックスするための時間すら、完全には仕事から離れられない。これは警察官として働く方なら、多かれ少なかれ経験があるのではないでしょうか。

「公私の境目」が消えた生活

サウナのエピソードは象徴的ですが、Aさんの生活全体が同じ状態でした。家にいても、外食していても、旅行先でも、彼の心は常に仕事に引っ張られていました。

公私の境目が消えた生活。仕事とプライベートが融合した状態。これは一見「仕事熱心」と評価されるかもしれませんが、実際に続けていると人としての生活の質が蝕まれていくことを、Aさんは痛感していました。

警部という階級に達し、周囲から「出世頭」と言われる立場になっても、彼が得ていたのは責任とストレスの増加だけだった。これ以上この働き方を続けることは、自分の人生を諦めることと同じだと、Aさんは感じたのだと思います。

夫婦で出した結論

夫婦で転職について話し合うイラスト

妻との対話

Aさんには奥さんがいました。二人暮らしの家庭で、奥さんもAさんの働き方の過酷さをずっと見ていた立場です。

退職の話が出たとき、夫婦で何度も話し合いを重ねたそうです。階級が警部まで上がっていた分、退職による年収ダウンは大きくなります。生活設計も大きく変える必要がある。それでも、奥さんは最終的にAさんの決断を支持しました。

そして夫婦で出した結論は、奥さんの地元へ移り、そこで新しい生活を始めるというものでした。

密かに動いた転職活動

Aさんの退職が同期にとって「突然」に感じられたのは、彼がほとんど誰にも相談せずに転職活動を進めていたからです。

彼が選んだ転職先は、奥さんの地元の市役所。近年、市役所の社会人経験者枠は年齢上限が引き上げられており、30代後半でも応募可能な自治体が増えています。Aさんは通常の市役所職員募集から応募し、採用を勝ち取ったそうです。

周囲に相談しなかった理由までは聞けませんでしたが、おそらく情報が漏れて引き留めに合うことや、決断が揺らぐことを避けたかったのではないでしょうか。警察組織は特に情報が早く回る世界です。完全に決断が固まってから動き出すという選択は、Aさんらしい慎重さの表れだと感じました。

Aさんのように転職を決意している方は、まずは情報収集と方向性整理から始めてみてください。

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「警部が辞める」ことの衝撃

退職を周囲に伝えたとき、階級が警部だったこともあり、かなり驚かれたそうです。引き留めもあったと聞いています。

警部は、現場指揮官として警察署の各課の要となるポジションです。そこまで昇進した人間が辞めるというのは、組織にとっても大きな損失です。普通なら「このまま警視を目指さないのか」「もう少し頑張ればさらに上に行けるのに」という声がかかります。

しかしAさんは、次の勤務先である市役所の内定を既に得ていました。退路を断って決断を下したAさんの意思は固く、周囲の引き留めには動じなかったそうです。

この点は、転職を考えている警察官にとって重要な示唆があります。「辞めます」と伝える前に、次の勤務先を確定させておく。これが引き留めに屈せず、自分の意思を貫くための最もシンプルで強力な方法です。

半年後、彼は心から笑っていた

市役所で働く人間らしい生活のイラスト

カレンダー通りの生活

市役所職員になってからのAさんの生活は、彼自身の言葉を借りれば「人間らしい生活」です。

具体的には、以下のような変化があったそうです。

  • カレンダー通りの休みと勤務:土日祝はきっちり休める
  • 夜は自宅で眠れる:当たり前のようで、警察官時代にはなかった贅沢
  • 急な呼び出しがない:携帯電話を常に意識する必要がなくなった
  • 旅行に気兼ねなく行ける:事件発生のリスクを考えずに計画できる
  • 夜にお酒を飲んでも問題ない:呼び出しがないから
  • 公私を分けて生活できる:仕事とプライベートの境目が明確

これらは一見すると、世の中の多くの会社員にとっては「当たり前」のことです。しかし警察官にとっては、長年当たり前ではなかったものばかりです。Aさんが「人間らしい」という言葉を使ったのは、決して大げさな表現ではないと感じました。

「給料は3分の2。でも後悔は1ミリもない」

転職により、Aさんの給料は約3分の2に減少しました。警部まで昇進していた分、年収のダウンは大きかったはずです。

それでもAさんは笑顔でこう言いました。

「給料は3分の2に下がったけれど、人間らしい生活ができて楽しくて仕方がない」

半年経った時点で、彼は1ミリも後悔していないと語ってくれました。大切なのは「転職したこと」ではなく、「何のために転職したのか」が明確だったことだと思います。Aさんにとってそれは、時間と心の自由を取り戻すことでした。その目的が達成されている限り、年収の減少は十分に引き換えに値するものだったのです。

年収ダウンを恐れて転職をためらっている警察官の方は、一度立ち止まって考えてみてください。年収と引き換えに、あなたは今、何を差し出しているのでしょうか。

元警察官の肩書は、市役所で圧倒的な強みになる

Aさんとの会話の中で、もう一つ興味深い話を聞きました。元警察官という経歴が、市役所での仕事において想像以上に大きな強みになっているという話です。

クレーマー対応という避けられない業務

市役所は公共の場です。来庁者を出入り禁止にすることはできません。そのため、中には悪質なクレーマーや、窓口でゴネて居座ろうとする人なども一定数存在します。

こうした場面での対応に、多くの市役所職員は苦労しています。毅然とした態度で対応したくても、法的な根拠や手続きが分からないと、どうしても曖昧な対応になってしまうからです。

法的尺度を持って毅然と対応できる強み

Aさんのような元警察官は、こうした場面で圧倒的な強みを発揮できます。具体的には、以下のような知識と判断力を持っているからです。

  • 不退去罪の適用判断:帰るように申し向けても居座る来庁者に対して、不退去罪の成立を根拠に対応できる
  • 脅迫罪・恐喝罪への対応:悪質なゴネ方が脅迫・恐喝に該当する場合の判断ができる
  • 記録の保持:警察に引き継ぐ際の証拠となる記録の取り方を知っている
  • 警察との連携:通報や事案の引き継ぎを根拠を持って進められる

「法律の裏付けを持って毅然と対応できる」という姿勢は、市役所にとって非常にありがたい存在です。Aさんは現場でこうした場面に直面するたび、警察官時代の経験が生きていると実感しているそうです。

これは市役所だけの話ではありません。民間企業においても、クレーム対応や反社会的勢力との接点がある部署では、警察官経験者の法的知識と毅然とした対応は強力な武器になります。

Aさんの話から、読者のあなたへ伝えたいこと

半年ぶりに再会したAさんの笑顔と、彼の話から得た学びを整理すると、次の4点に集約されます。

① 出世と幸せはイコールではない

警部まで昇進したAさんが辞めたという事実は、「辞めるのはもったいない」という最大の思い込みを粉砕する反例です。組織の中で出世することと、自分の人生が幸せであることは、必ずしも一致しません。

② 年収ダウンより大切なもの

給料3分の2でも「人間らしい生活ができて楽しくて仕方がない」と言えるAさんの姿は、年収ダウンを恐れている読者にとって大きな希望です。自分が本当に求めているものは何か、数字だけでは測れない価値があることを、Aさんは体現しています。

③ 決断する前に、次を決めておく

Aさんは次の勤務先を確定させてから退職の意思を伝えました。これにより、引き留めや周囲の声に揺らぐことなく、スムーズに決断を実行できました。在職中に水面下で動くことが、決断を守り抜くための最も重要な戦略です。

④ 警察官経験は他業種でも武器になる

法的知識、毅然とした対応力、記録を取る習慣、対人折衝経験。これらは警察官にとっては当たり前のスキルですが、他業種では圧倒的な強みとして評価されます。「警察官しかやってこなかった自分に転職先などない」という思い込みは、事実とは異なります。

まとめ|あなたもサウナで携帯の着信を気にしていませんか

Aさんの話は、私自身がかつて警察官として感じていた違和感と完全に重なりました。おそらく今この記事を読んでいる現職の警察官の方の中にも、似たような感覚を抱えている方は少なくないはずです。

あなたは今、サウナでも携帯の着信を気にしていませんか。家族との夕食の時間に、心の半分は職場につながっていませんか。休日の朝、目覚めた瞬間に「今日、電話が鳴らないといいな」と祈っていませんか。

その感覚は、あなたが弱いからではありません。あなたの心身が「この働き方はもう限界だ」と正直に発しているサインです。

Aさんは、そのサインに耳を傾けて行動しました。結果として、半年後には笑顔を取り戻しています。すぐに退職する必要はありません。でも、選択肢を持っておくことは今日からでも始められます。

今後も、他の退職者や転職者からの取材を続けて、元警察官の転職ストーリーをシリーズで紹介していく予定です。同じような道を歩んだ先輩たちの言葉は、きっとあなたの決断の参考になるはずです。

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※ 本記事はご本人の了承を得た上で、プライバシー保護のため仮名・一部内容の抽象化を行って掲載しています。

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