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FX初心者必見!私のFX失敗談とFXの特性を用いた活用方法を解説

FIRE・資産運用

資産形成に興味がある方なら、一度は「FX(外国為替取引)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。 特にインターネットで情報収集をしていると、FXに関する広告や記事を目に入る機会も多いですよね。

この記事では、FXの基本的な仕組みをわかりやすく解説し、私自身の失敗談を交えてそのリスクや注意点についてお伝えします。 さらに、FXの特性を利用した比較的安全な活用方法も紹介します。

初心者の方でも理解できる内容になっておりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

もりもりもり
もりもりもり

筆者は、現在ではFXを辞めて株式投資をメインにやっています。FXはそこそこの期間やっていて投入した金額を10倍以上に増やしたこともありました。

この記事がおススメの人
  • FXを始めてみようと考えている人FXに興味がある人。
  • FX初心者。FXでなかなか勝てない人。
  • 米ドルなどの外貨の金利を手数料を安く得たい人。

FXの基本的な仕組みとは?

まず、FXがどんなものなのか簡単に説明します。 FXとは「外国為替取引」のことで、異なる国の通貨を売買してその為替差から利益を得る取引方法です。

例えば1米ドルが120円の時に米ドルを買い、1米ドルが140円になったとき米ドルを売ることで購入時との差額20円が利益になります。

FXの特徴は、レバレッジという仕組みを使うことで、少ない資金でも大きな取引ができるポイントです。レバレッジはてこを指す言葉ですが、ここでいうレバレッジを使うことで、自分の証拠金(預けたお金)の何倍もの金額を運用することが可能です。

たとえば、レバレッジ25倍6万円の証拠金なら150万円相当の取引が可能です。図のように1米150円で購入し、152円に為替レートが変わった際に売却することで為替差益で2万円の利益がでます。このため、少ない資金でも大きな利益を狙えるのがFXの魅力です。

しかし、ここにリスクも潜んでいます。レバレッジが高いほど、利益が大きくなる半面、損失もまた大きくなる可能性があります。

もりもりもり
もりもりもり

日本円と外国の通貨を交換して、その時々の値段の差を利益(為替差益)として得ることを目的としています。


気をつけるべきことと私の失敗談

私がFXをやっている時の失敗談や気をつけるべきことについて解説をしていきます。失敗については知っているだけで回避可能なものもあるので一読してみてください。

FXで気をつけるべきこと

まずはFXで気をつけるべきことについて解説していきます。

デモトレードで調子にのる

これからFXを始めてみようと考えている人は、まずデモトレードを試していませんか?
デモトレードは実際の為替の動きに合わせてトレードのシミュレートをするものです。要するにお金を使わない練習です。

もしトレードで失敗しても自分自身のお金が減らないため、大胆な取引が可能であり、損切りの判断も冷静にすることができるので勝率が高くなりがちです。

私自身、デモトレードを始めた際は「簡単に勝てる!ちょろい!」と考えてしまいました。ただ、実際に取引をしたことがある人はわかるでしょうが、自分の資産が目に見えて減っていく時に人は冷静でいられません。また、強く出るべき時にもリスクを考えて大胆な取引は難しくなります

デモトレードと実際のFXは別物であることを十分理解して取引をするべきです。

もりもりもり
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デモトレードではお金が減らないので慎重さがなくなります。遊び感覚で全資産を突っ込んだりもできてしまいます。

テクニカル分析を過信する

はじめのころはローソク足チャートの読み方やパターンからの今後の動きの予想などを勉強するかと思います。トレンドの分析やサポート・レジスタンスなど基本的なことは知っておいた方がよいものの、これだけでは勝つことはできません。

私も書籍で勉強をして「これで大丈夫!」と考えていましたが、局所的にはテクニカル分析は役に立つかもしれませんが、実際に取引をする上では全く勝率に寄与しませんでした。

個人投資家は機関投資家の売り買いの波に飲まれてしまうので、為替相場がテクニカル分析の結果に忠実な動きをするわけではないことを理解しておくことが重要です。

ファンダメンタル分析を軽視する

実際にはファンダメンタルの方が為替の動きに分かりやすく影響を与えているので、私の経験上、アンテナを高く張って世界経済政治情報収集することの方が勝率に影響していました。

例えば、トランプ大統領が返り咲いたことで、トランプ大統領は自国第一主義ですから、自国の経済を活性化し産業を推し進めるために金利を押し下げることが予想される。それなら日米金利差が縮小して円高ドル安に振れるのではないか?といった感じです。

今後、トランプ大統領がFRB議長の人選に口を出して政策が変わる可能性は十分ありますし、根拠のある予想ですので長期的なトレンドは見えやすくなります。

ただ、ここで難しいのは一般人ではこれらの情報をネット等で得た時には既に古い情報となっていることです。情報を織り込んだ為替レートに既になっている可能性もあるので、経済指標の発表などにあわせて順張りでついていく方が勝率は良くなるかもしれません。

機械取引やAIなどよくわからないものに頼る

FXをやっていると「勝率の高い取引プログラム」や「最新のAIによる取引方法」など魅力的な広告やXでのポストを見ることがあると思います。なんとなくスゴそうな感じはするのですが、少しプログラムやAIのことを知っている人は「そんな便利なものはない」ことを知っています。

それはプログラムであれば「1分足で陽線が3回続いたら売却」や「10pips上がったら売却・5pips下がったら売却」の様な条件付けをするだけですし、AIであれば、学習データに使われたパターンかと現在のチャートを参照して確率が一番高いものを予想データとして提案するものです。

これらのプログラムやAIにはアメリカの大統領選挙の結果のようなファンダメンタルの要素は加味していませんし、各指標の値・政治的なサプライズなども対応していないので勝率を劇的に上げることは不可能です。

もりもりもり
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昨今のAIの発展を見ると期待したくなる気持ちはあります。ただ、為替レートは多数の要因により決定されているので、完全に予測することは不可能です。

リスクを取り過ぎる

FXではレバレッジを効かせれば利かせるほどハイリターンになりますが、リスクも相応に上がっていきます。

この図は為替レート1米ドル150円の時に1万通貨購入し、現在の為替レートが1米ドル145円になった場合の状況です。為替差損により6万円あった証拠金が、5万円分の含み損により1万円まで低下しています。

本来であればこの段階で追加の証拠金の入金を求められますが、このまま為替レートが143円まで下がったらどうでしょう?含み損7万円になる前に証拠金が0円になることから強制的に決済されてしまいます。

ここで口座内にお金があった場合はどうでしょう。マイナスになる証拠金の代わりに口座内のお金が証拠金の代わりとなることで強制決済を免れることができるのです。ある程度余裕を持った額を口座内にプールしておくことで急な為替変動による強制決済リスクを低減することが可能です。

損切りの難しさ

ある程度の為替レートのトレンドが見えてきたらマイナスポジションの損切りが必要になります。
持っているだけでスワップポイントで日々プラスになっていくのであれば待つ選択肢もあるかもしれませんが、基本的には損切りして次のトレードに移ることが大切です。

初心者には、「また為替レートが戻ってきて含み損を解消できるかも」と考えてしまい、損切りは非常に難しい決断になると思います。損切り後に為替が戻った際にはイラついてしょうがありません

しかし、損切りをきちんとできないと証拠金を圧迫しますし、新たなトレードが難しくなります。
自分の中できちんとルールを作りやるべき時にきちんと損切りをすることで大きな損失を防ぐことができるのです。

もりもりもり
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レバレッジを使うということは信用取引と同じなので、損切りは必須です。損失の拡大を防ぐためにも涙を呑んでやってください。

  • リスク管理が重要。
  • AIやプログラムなどに夢を見ない。
  • 損切りが大切。

私の失敗談

次に私の失敗談について話をしていきます。これは私の経験ですが、知っているだけで回避できるようになるのでぜひ読んで心の片隅に留めておいてください。

ゲーム感覚で金銭感覚が麻痺

私はFXを行っていた当時、主にユーロと日本円(ユーロ円)の取引をしていました。

当時はギリシャがEUを離脱するかどうかが話題になっていた時期で、ヨーロッパの市場が開いている時間帯と閉まっている時間とで為替が周期的な動きをしており、完全なレンジ相場になっていました。

その流れに乗ってかなりの利益を出しており、放っておいても機械的にお金が増えていくので、調子に乗ってFXに投入する金額も徐々に増えていき利益もそれに比例して増えていきました。

私はどんどん増えていくお金を当たり前と感じてしまい、ついには「1万円はゴミ!」と感じてしまう程お金に対する感覚が麻痺していきました。しかし、その様な相場は長くは続かず、相場のトレンドが変わるとともに大きな損失を出してしまいました。

いくらお金が増えても「1万円」には「1万円の価値」があることを忘れてしまい、雑なトレードや使い方をしてしまい、それまで出していた利益もほとんど吐き出してしまいました。

当時もう少し丁寧にお金を扱っていれば大きな損失を出すこともなかったでしょうし、資産形成も捗っていたかと思います。
現在は、この苦い経験をもとにいくら投資で利益が出ていても自分の生活スタイル金銭感覚を崩さないように心がけています。

もりもりもり
もりもりもり

調子にのっているとやられます。どの世界でも一緒ですね(笑)


税金の罠

私のもう一つの失敗談は税金です。

私は当時、公務員として源泉徴収で所得税や住民税を徴収されていたので、確定申告もしたこともなく税金にあまり詳しくありませんでした。 私が、もう少し税金について理解していたのなら税務署で100万円近い税金を納めなくてもよかったのです。

FXは個人でやる場合は含み益(まだ確定していない利益)には課税されません
またFXで出した損失と同じ年の1月1日から12月31日までの間に行われた取引に限り損益通算することができます(損失の繰り越しも3年間あります)。

この前提を知っていれば、年末に含み損(まだ確定していない損失)を決済することで損失を確定させて同年の利益を圧縮し課税額を抑えることができるのですが、私はこのルールを知りませんでした

当時の私は信じられないことに、年末に含み益だけを決済させて、含み損は決済せずに翌年に繰り越してしまったのです。

利益400万円を確定させて、含み損300万円も決済すれば損益通算により利益は100万円とみなされ、その100万円に対して課税されます。

しかし、利益400万円だけ決済して含み損300万円を決済しなかった場合、利益400万円全体に課税されてしまうのです。この例であれば支払う税金が20万円で済むところを80万円も税金を収めることになります。私自身は100万円近い額を支払う羽目になりました。

この経験から学んだことは、利益を出すタイミング損失を確定させるタイミングをしっかりと考える必要があるということです。これはFXに限った話ではないのですが、株式取引でも同じで、利益だけを考えず、税金や手数料等についてもしっかり管理することが重要です。

もりもりもり
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これは知っていれば回避可能なので必ずやってください。支払う税金が数十万円変わることなどざらです。

トピック

私が試した取引方法

  • 10pips上がったら利確・5pips下がったら損切り戦法
    機械的に「10pips上がったら利確・5pips下がったら損切り」の条件で取引をしてみました。理論上は勝てるはずだったのですが、為替チャートは実際にはきれいな動きはしておらず、高頻度で、突然出るヒゲに触れて損切りしてしまい失敗。
  • 両建て戦法
    ほぼ同じレートで売りと買いを同時に入れてある程度のラインで利確する戦法。レンジ相場ではすこぶる強いです。一番、利益を出した戦法です。ただ、トレンドが変わったことに気づくのが遅れると刈り取られます。
  • 雇用統計発表の流れに乗る戦法
    月初めの第一金曜日にアメリカの雇用統計発表がありますが、この発表にあわせて為替レートがある程度上下のトレンドを形成します。これにのって利益を出す戦法です。たまに騙し上げ下げがあるので万能ではありませんでした。
  • 国の介入にのっかり戦法
    当時、ドル円が80円を切るくらいのレートで、1ドル75円にタッチしたら国の介入があると噂されていました。そこに網を張ってしかける形で利益をえることができました。普段は使えない戦法ですが、この様な方法もあります。

現在、私は株式投資に全振りなのでFXから足を洗っています。FXの経験でいろいろ得ることができましたが、未来のチャートは読めないことを理解できたことは良かったです。

自信をもって為替の未来について話をする人がいたら詐欺師わかった気になっている初心者だと思ってください。

  • 税金を意識した立ち回りが大切。
  • 利益や損失を確定するタイミング次第で税金が数十万円変わることも!

FXの意外な活用方法

ここまでの話を読むと、FXは非常にリスクが高いように感じられるかもしれません。 ただし、FXにはリスクばかりではなく、実は有用な活用方法もあります。

手数料の安さを活かす

通常、地方銀行やメガバンクで米ドルを購入しようとすると、1ドルあたり1円前後の手数料がかかります。しかし、FXで外貨を購入するとその手数料は10分の1以下になることが多いのです。
これはFXの特性によるものなのですが、FXは基本的に頻繁に外貨を購入することになるため手数料が抑えられているのです。

また、FXでは通貨ごとの金利差をスワップポイントとして受け取ることができます。スワップポイントとは各通貨の金利差で得られる利息のようなものです。

米ドルと日本円であれば米ドル1lot(1万通貨)あたり約200円/日もらうことができます(※2024年10月18日時点)。レバレッジ25倍で考えれば60,000円を証拠金にすると年間で約73,000円分のスワップポイントがもらえる計算です(※2024年10月18日時点)。

これは、大手銀行で外貨預金にするよりも有利です。
銀行での外貨預金では手数料が高く、また取引のタイミングも限られますが、FXは市場が開いてさえいれば自分のタイミングで外貨を買うことができ、その外貨を長期保有するだけで金利を受け取ることができるためメリットが大きいと言えます。

もりもりもり
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この方法ではレバレッジを自分でコントロールすることでリスクを下げれます。

  • 外貨預金の代わりに使えばリスクが限定的。
  • 外貨預金より手数料が安く流動性が高いことが魅力。
  • レバレッジも入金額で調整可能。

ロスカットのリスクとその回避方法

FXの怖いところとしてよく聞くのが「ロスカット」(強制決済)です。
これは、含み損が大きくなり証拠金の額を超えるか一定のラインに達した場合に、FX会社が強制的にポジション(持っている通貨)を決済してしまうことです。

ロスカットが発生すると、自身の想定外に損失が確定してしまう可能性があります。

しかし、これは主にレバレッジを高く設定している場合に限ります。
仮に、レバレッジをかけずに、例えば150万円を口座に入金して150万円相当の外貨を運用するだけであれば、実質的なリスクは通常の外貨預金と変わりません

そのため、FX口座に十分な資金を入金することで実質的なレバレッジを1倍にすることができ、ロスカットのリスクをゼロにすることができるのです。

FXはリスキーな投資または投機のように思われることが多いですが、適切にリスクを管理すれば、外貨預金と同じような安全な運用方法も可能です。

  • リスクは口座への入金額を増やすことでコントロールしよう!

まずはFX口座を開設してみよう

ここまで読んでいただいた方には、FXが単純にハイリスクな投資法ではなく、為替手数料の安さスワップポイント等のメリットがあること、運用方法次第で資産運用の手段になりうることが理解できたのではないでしょうか。

FXは、頻繁に取引する必要はありません。自分に合ったリスク管理の方法を見つけて、堅実に運用することも可能です。 特に、外貨を使った資産形成を考えている方には、FXは一度試してみる価値があると思います。

そして、まずはFX口座を開設してみることをおすすめします。

口座を持っているだけでも、いざチャンスが来たときにすぐに行動に移せます。デモ取引や初心者向けの説明等が充実しているFX業者もたくさんありますので、初めての方でも安心です。

もりもりもり
もりもりもり

口座さえ持っていれば、チャンスが来た際に乗ることが可能です!


まとめ

FXはリスクの高い投資方法として知られていますが、正しくリスクを管理し、手数料の安さスワップポイントを活用すれば、安全かつ有利な資産運用の方法としても使えます。

今回は私の経験や失敗談を含めて、FXのリスクや注意点について伝えましたが、この記事から何かを学んで資産形成に役立てて頂ければ幸いです。

今後、FXを試してみようと考えている方法には、まずは少額から始めてみることをおすすめします。

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