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警察官・公務員こそFIREを目指せる!安定収入を活かした資産形成と注意点を徹底解説

FIRE・資産運用

「定年まで働けば安泰」──かつてはそう言われていた警察官や公務員の世界。
しかし、物価上昇・増税・年金制度の先行き不安など、時代は確実に変わりつつあります。
安定しているはずの公務員ですら、「このまま働き続けても本当に安心なのか?」と感じる人が増えています。

そんな中で注目を集めているのが「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」という生き方です。
一見、高所得の人や富裕層の発想に思えるかもしれませんが、実は警察官や公務員こそFIREを最も現実的に達成しやすい立場にあります。
なぜなら、収入が安定しており、将来の見通しが立てやすく、長期的な資産形成に最適な環境が整っているからです。

この記事では、元警察官である私の実体験を交えながら、
「警察官・公務員がFIREを目指すための手順」と「絶対に注意してほしい落とし穴」についてわかりやすく解説します。
あなたの安定した収入こそ、”自由な人生”をつくる最大の武器です。

この記事がおススメの人
  • 安定した仕事を続けながら、将来の不安を減らしたい警察官・公務員の方
  • 「FIRE」という言葉は知っているけど、何から始めればいいのか分からない人
  • 財形貯蓄や保険に積み立てているが、お金がなかなか増えないと感じている人
  • 投資を始めたいけれど、リスクが怖くて一歩を踏み出せない人
  • 定年まで働くことに疑問を持ち、もっと自由な生き方を模索している人

目次

第1章:警察官・公務員がFIREを目指しやすい3つの理由

警察官や公務員は、FIREを実現しやすい“恵まれた立場”にあります。
その理由は大きく3つ。「収入の安定性」「将来の見通しの立てやすさ」「信用力の高さ」です。
それぞれを順に見ていきましょう。

収入が安定しており、リスクを取りやすい

FIREを目指すうえで最も重要なのが、「どの程度リスク資産(株式や投資信託)にお金を回せるか」という点です。
この割合を決める指標が“リスク許容度”です。

たとえば民間企業のサラリーマンであれば、業績悪化やリストラによって収入が不安定になることがあります。
そのため現金を多めに残し、投資額を抑える必要が出てきます。
しかし警察官や公務員の場合、毎月決まった日に給与が支払われ、よほどのことがない限り雇用も継続されます。
つまり、安定収入=リスクを取る余裕があるということです。

毎月の給与が見込めるということは、極端な話「一時的に投資がマイナスになっても次の給料で補える」という安心感があります。
そのため、少ない現金・預金でも心理的に投資を継続しやすく、長期の複利効果を最大限に活かせるのです。

将来の見通しが立てやすく、長期計画が立てやすい

公務員の給与体系は、昇給やボーナス、退職金の金額がある程度決まっています。
数年先の収入を予測できるというのは、実はFIREにおいて大きなアドバンテージです。

FIREは「時間」を味方につける戦略です。
インデックス投資を例に取ると、年率5%のリターンで20年間積み立てを続ければ、元本の2.6倍以上に膨らむという複利の力が働きます。
収入の変動が少ない公務員は、毎月の積立額を安定して維持できるため、この“時間の効果”を最大限に活かせます。

さらに、公務員の仕事は急激な年収アップは少ないものの、収入が急減するリスクも極めて低い。
これが「継続性のある投資計画」を実現するうえで欠かせない土台になります。

信用力が高く、金融面で有利

警察官・公務員は社会的信用が高く、金融機関からの評価も非常に良好です。
住宅ローンやクレジットカードの審査はもちろん、証券口座の開設や投資信託の積立でもスムーズに手続きが進みます。
この“信用”をうまく活用することで、資産形成を効率的に進められます。

一方で、この信用力が“悪用されやすい”点にも注意が必要です。
営業担当や不動産業者は「公務員ならローンが通りやすいですよ」と言って、リスクの高い投資を勧めてくることがあります。
しかし、FIREを目指すうえでは借金を増やすよりも、地道にインデックス投資を積み立てるほうが圧倒的に再現性が高いです。
「信用=借金の材料」ではなく、「信用=安定して投資できる安心感」として活かすことが大切です。

まとめ

  • 安定収入 → リスクを取っても生活が安定
  • 将来予測 → 長期積立で複利効果を最大化
  • 高い信用 → 投資の仕組みを整えやすい

警察官・公務員は、FIREに必要な「安定・継続・信頼」という3つの土台をすでに持っています。
つまり、あとは正しい方向にお金を流すだけで、FIREへの道は誰にでも開かれているということです。

第2章:FIRE達成までの5ステップ

ここからは、警察官・公務員がFIREを目指すための現実的な手順を紹介します。
難しい金融知識は必要ありません。大切なのは「正しい順番で行動すること」と「継続すること」です。

ステップ1 現状を把握する(家計簿と資産の見える化)

まずは今の自分の「お金の流れ」を把握することが出発点です。
家計簿アプリ(マネーフォワードやZaimなど)を使えば、クレジットカードや銀行口座を連携して自動で可視化できます。

支出を大きく「固定費」と「変動費」に分け、削減できる項目を探しましょう。
特に毎月の保険料携帯料金サブスクリプションなどは無意識にお金を払い続けていることが多く、ここを整理するだけで投資の原資が生まれます。

ステップ2 無駄な保険と財形を見直す

公務員は民間と比べて公的な保障が手厚い職業です。
病気やケガで休職しても一定期間は給与が支払われ、解雇リスクもほとんどありません。
さらに、高額療養費制度のおかげで医療費の自己負担も月八万円程度(収入により増減あり)が上限になります。

それにもかかわらず、多くの人が生命保険や医療保険に重複加入していたり、内容を理解せずに毎月数万円を払っています。
これは保険会社に「お小遣いを渡している」ようなものです。

また、財形貯蓄や財形年金も見直すべきポイントです。
確かに節税効果はありますが、それは積み立てた年だけの限定的なもの。
一方、インデックス投資なら複利で毎年リターンが上乗せされていきます。
節税よりも「資産の成長スピード」を重視しましょう。

ステップ3 生活防衛資金を確保する

万が一のための「現金クッション」を用意します。
個人差はありますが、目安は生活費の六か月分。
これだけあれば、突発的な支出があっても投資を止めずに続けることができます。

この資金は銀行の普通預金に置いておき、それ以上の資金はすべて投資に回すのが理想です。
公務員の安定収入があれば、現金を厚く持つ必要はありません。

これとは別に直近で使用する予定のお金は現金で置いておきます。子供の学費や車の車検代など3~4年以内に使用するお金は現金で置いていた方がリスクを抑えることができます。

ステップ4 インデックス投資で積み立てを始める

次に、インデックス投資を中心に資産形成を始めます。
「つみたてNISA」や「iDeCo」は公務員でも利用でき、税制優遇を受けながら長期積立が可能です。

投資の基本は「世界株式に幅広く分散する」ことです。
代表的な投資信託でいえば、eMAXIS Slim 全世界株式SBI・Vシリーズなどが人気です。

投資額は「毎月の余剰資金すべて」で構いませんが、異動や家庭の事情で収入が減る時期は無理をせず減額しても大丈夫です。
大切なのは「やめないこと」。
積立額を減らしても、続けている限り複利は生きています。

ステップ5 定期的な見直しとリバランス

資産が増えてくると、株式と現金のバランスが崩れることがあります。
年に一度くらい、資産配分を見直して調整しましょう。

また、ライフステージに応じて投資比率を変えるのも大切です。
独身時代は株式割合を多めに、家族ができたら少し現金比率を高めるなど、状況に合わせて調整します。

リバランスは難しく考える必要はなく、「株が増えすぎたら一部を売って現金に戻す」程度で十分です。
この定期点検を続けることで、FIREの道筋は安定していきます。

まとめ

FIREは特別な才能や高収入がなくても実現できます。
大切なのは、以下の五つの流れを淡々と続けることです。

  1. 現状を把握する
  2. 無駄を削る
  3. 生活防衛資金を確保
  4. インデックス投資を継続
  5. 定期的に見直す

公務員の安定収入という土台があれば、これだけで十分です。
焦らず、地道に「仕組みとしての投資」を積み上げていきましょう。

第3章:やってはいけない三つの失敗パターン

FIREを目指すとき、多くの人が「正しいやり方」ばかりを知ろうとします。
しかし、実際に失敗する人の多くは「間違った行動」をしてしまっているケースです。
ここでは、特に警察官や公務員に多い三つの落とし穴を紹介します。

焦ってリターンを求める

FIREを早く実現したいという焦りから、短期間で大きな利益を狙う人がいます。
しかし、これは最も危険な行動です。
「〇年で倍になる」「公務員でもできる副業投資」などの甘い言葉には特に注意してください。

実際、警察官や公務員は社会的信用が高いため、投資勧誘のターゲットになりやすい傾向があります。
代表的な例がワンルームマンション投資未公開株の販売です。
これらは初期費用やローン返済が重く、思ったように入居者がつかない場合は赤字になります。
一度契約してしまうと、数百万円単位の損失を出すこともあります。

SNSでも危険な情報は多く見られます。
特にX(旧ツイッター)では、暴落を煽ったり特定の個別株を勧めたりする投稿が目立ちます。
彼らの目的は「あなたの資産形成」ではなく「注目を集めること」です。
未来を正確に予測できる人はいません
長期のインデックス投資以外に、確実で再現性のある投資法は存在しないことを覚えておきましょう。

保険を掛けすぎる

次に多いのが、保険にお金をかけすぎるパターンです。
特に独身のうちから生命保険や医療保険を複数契約している人が少なくありません。
しかし、ほとんどの場合でそれは不要です。

公務員は民間よりも保障が手厚く、病気やケガで休職しても三か月は給与が支払われます。
さらに、高額療養費制度を利用すれば、医療費の自己負担は月八万円程度に抑えられます。
また、死亡時は遺族年金が支給されるため、過剰な生命保険も必要ありません。

それでも保険に加入する場合は、「本当に必要な補償額はいくらか」を冷静に計算することが大切です。
医療保険であれば最低限の入院給付金で十分です。
もし既に複数の保険に入っている場合は、内容を整理して重複を減らしましょう。
無駄な保険を解約するだけで、毎月数万円の投資原資を生み出すことができます。

見栄のためにお金を使う

最後に紹介するのは、意外と多い「見栄消費」です。
警察官や公務員は安定した収入がある分、ローン審査も通りやすく、高級車やブランド品を購入する人も少なくありません。
しかし、FIREを目指すならこの考え方を改める必要があります。

例えば五百万円の車をローンで買うと、それはあなたの一年分の労働に相当するかもしれません。
つまり、「一年分の自由時間を車に交換している」ということです。
本当にその価値があるのか、一度立ち止まって考えてみてください。

物を買うことで一時的な満足は得られますが、それは長く続きません。
それよりも、資産を増やして将来の選択肢を広げる方が、人生の満足度は確実に高まります。
お金を「見せるため」ではなく「自由を得るため」に使う。
この意識がFIREを成功させる最大のポイントです。

まとめ

警察官や公務員がFIREを目指す上で避けるべき三つの行動は次の通りです。

  1. 焦って高リターンを求める
  2. 保険を掛けすぎる
  3. 見栄消費をする

どれも一見すると真面目な行動に見えますが、実際には資産形成を遅らせる要因になります。
重要なのは、「守り」を固めながらも「増やす仕組み」を持つこと。
焦らず、シンプルなインデックス投資を続けることが最も再現性の高い成功法です。

第4章:警察官特有の注意点

警察官は一般的な公務員と比べても勤務形態が特殊です。
そのため、同じ「公務員FIRE」であっても、意識しておくべき点がいくつかあります。
ここでは、現場経験のある立場から特に重要だと感じた注意点を紹介します。

異動や部署で収入が大きく変わる

警察官の給与は基本給に加えて、残業手当や夜勤手当、特殊勤務手当などで大きく変動します。
現場系の部署では残業や夜勤が多く、手当が上乗せされるため収入に余裕が出ますが、本部勤務や管理系の部署では手当が少なく、月収が数万円から十万円単位で下がることもあります。

この変動を理解せずに、ボーナス期や高収入時の金額を基準に積立額を設定してしまうと、異動後に生活が苦しくなるケースがあります。
FIREを目指す上では、「最大収入」ではなく「平均収入」に合わせて積立額を決めるのが安全です。
また、異動で支出が増えることも考慮しましょう。通勤距離の増加や単身赴任などで生活費が変わる可能性があります。
投資は長期戦なので、一時的に積立額を減らしても問題ありません。重要なのは、積立を止めないことです。

職場文化として投資の話がしにくい

警察官の職場では、お金や投資の話をオープンにしづらい雰囲気があります。
「投資=ギャンブル」と捉える人もまだ多く、下手に話題に出すと誤解されることもあります。
そのため、投資を始めたばかりの人が周囲の理解を得られず、孤立してしまうことも珍しくありません。

こうした環境では、無理に職場の同僚と情報共有をする必要はありません。
代わりに、信頼できる情報源を自分で選ぶことが大切です。
インデックス投資関連の書籍や、長期投資家が発信するブログ・YouTubeなど、地に足のついた情報に触れるようにしましょう。
SNSでは情報の真偽を見極める力が問われます。数字やデータを根拠に話している人かどうかを判断基準にすると良いです。

もりもりもり
もりもりもり

数字は嘘をつきませんが、詐欺師は数字を使うのも事実です。慎重にいきましょう!

副業禁止規定に注意する

警察官は地方公務員法により原則として副業が禁止されています。
そのため、民間のように副業で収入を増やしてFIREを早めるという方法は取れません。
ただし、「投資による運用益」は副業には当たりません。
株式投資・投資信託・不動産運用(賃貸収入が一定額を超えない範囲)などは合法です。

つまり、警察官にとってFIREを実現する現実的な方法は、労働収入の中から投資に資金を回すことです。
仕事の合間に短期売買で利益を狙うような行為は不要です。
時間をかけて資産を育てる「自動積立投資」が最も相性が良いでしょう。

家族構成やライフイベントによる支出の変化を意識する

家庭を持つと、教育費・住宅ローン・保険料などの支出が増えます。
特に子どもがいる家庭では、学費のピークが四十代後半から五十代前半に訪れるため、早めの準備が必要です。
この時期に投資を止めてしまう人もいますが、全額を止めるのではなく、金額を減らしてでも続けることが大切です。
複利の力を維持することが、将来の大きな差につながります。

また、配偶者が働いている場合は、世帯全体の収入を考慮した資産設計をすることも重要です。
二人で家計を管理することで、投資の余力をさらに増やすことができます。

精神的なバランスを保つことも大切

警察官は勤務内容が不規則でストレスが多く、心身の負担が大きい仕事です。
そのため、FIREを目指す過程で「今を犠牲にしてしまう」人が少なくありません。
投資額を増やすことだけに集中しすぎると、生活の満足度が下がり、かえって長続きしなくなります。

FIREは「逃げるための手段」ではなく、「より良く生きるための選択」です。
心身の健康を保ちながら、今の生活も大切にすることを忘れないようにしましょう。

まとめ

警察官がFIREを目指す際のポイントを整理すると次の通りです。

  1. 異動や部署で収入が変わるため、平均収入で計画を立てる
  2. 投資の話は職場ではなく信頼できる情報源で学ぶ
  3. 副業禁止を守りつつ、合法的な投資を活用する
  4. 家族構成や教育費の変化を考慮する
  5. 健康とメンタルの安定を最優先にする

FIREは経済的な目標であると同時に、心の安定を得るための過程でもあります。
「安定した職業」という強みを最大限に活かしながら、焦らず着実に自由への道を歩んでいきましょう。

第5章:投資を仕組み化するコツ

投資を始めると、多くの人が最初の数か月でつまずきます。
理由は簡単で、「人間は感情の生き物だから」です。
上がればうれしくなり、下がれば不安になる。
しかしFIREを目指すなら、この感情に振り回されないための“仕組み化”が欠かせません。
ここでは、公務員として忙しく働きながらでも続けられる投資の仕組み作りについて解説します。

自動積立で「考えなくても増える」状態を作る

投資を習慣にする第一歩は、自動積立の設定です。
一度設定すれば、毎月決まった日に自動で投資が行われるため、いちいち判断する必要がありません。
人は判断するたびにエネルギーを使い、迷うたびに行動が止まります。
だからこそ、最初に「仕組み」を整えておくことが重要です。

例えば、給与振込口座とは別に証券口座を用意し、給料日翌日に一定額が自動で移動するよう設定します。
そのまま投資信託の自動積立を設定しておけば、半ば強制的に投資が進みます。
「お金を使う前に投資する」仕組みを作れば、貯金よりも自然に資産が増えていくのです。

財形貯蓄からインデックス投資へ切り替える

警察官や公務員の中には、長年の習慣で財形貯蓄を続けている人が多いでしょう。
しかし、金利がほとんど付かない今の時代では、財形は資産を増やす手段としては不向きです。
その分をインデックス投資に回すだけで、数年後には驚くほどの差が出ます。

たとえば、毎月三万円を財形貯蓄に回す代わりに、年利五パーセントでインデックス投資をしたとします。
二十年間での差額はおよそ四百万円以上。
これは「運用しないことの損失」と言い換えられます。
特別な知識は必要ありません。
「お金の置き場所を変えるだけ」で、複利の力があなたの味方になります。

貯金より投資に「腹落ち」する瞬間がくる

投資を始めたばかりの頃は、値動きに不安を感じる人も多いでしょう。
しかし、半年から一年ほど続けていると、次第に「お金が勝手に増えていく感覚」を実感できるようになります。
私自身も、最初は怖くて少額しか投資できませんでした。
それでもコツコツ続けるうちに、含み益が積み上がり、気づけば銀行預金の増え方とは比べものにならないスピードで資産が伸びていました。

この「腹落ち」の瞬間が来たら、迷わず投資額を増やしていくのがポイントです。
複利は“金額×時間”の掛け算で効いてくるので、早く・多く・長く続けるほどリターンは伸びます
一度この感覚を掴むと、投資は「我慢」ではなく「安心」に変わります。

感情を排除するためのルールを作る

仕組み化の目的は、感情をコントロールすることにあります。
暴落時に不安になって売ってしまうのは、人間として自然な反応です。
しかし、長期投資において一番の損失は「途中でやめてしまうこと」です。
そのためには、最初からルールを決めておくのが効果的です。

たとえば以下のようなルールを設定しておくと良いでしょう。

  • 積立額は一年単位でしか変更しない
  • 暴落時でも売却はしない
  • 余剰資金があるときのみ追加購入する

これだけで、感情に左右される投資から“計画に基づいた投資”に変わります。

投資を「生活の一部」にする

FIREを目指すなら、投資を特別なこととして扱わないのがポイントです。
歯を磨くように、給料が入れば投資する。
無意識に続けられるレベルまで落とし込むことが、最も強力な仕組み化です。

そして、定期的に進捗を確認して小さな成功体験を積むことで、モチベーションを維持できます。
毎月の積立金額や資産残高をグラフ化するだけでも、努力が“見える化”されて継続の力になります。

まとめ

投資を仕組み化するためのポイントは次のとおりです。

  1. 自動積立で行動を自動化する
  2. 財形貯蓄から投資に切り替える
  3. 継続して「腹落ち」を得る
  4. 感情に左右されないルールを作る
  5. 投資を生活習慣として定着させる

仕組みさえ作ってしまえば、投資は努力ではなく日常になります。
安定収入という強力な土台を持つ警察官や公務員なら、時間を味方につけて誰でも同じ結果を出すことが可能です。
次の章では、その積み重ねがどのようにFIRE達成へつながるのかをまとめます。

第6章:まとめ|警察官・公務員FIREは再現性が高い

FIREというと、「特別な人が達成できるもの」「高収入の人だけの話」と思われがちです。
しかし、警察官や公務員の場合はむしろその逆で、最も現実的にFIREを目指せる立場にあります。
なぜなら、FIREの最大の敵は「不安定さ」だからです。
その点で、公務員の安定した収入と雇用は圧倒的な強みになります。

安定した給与があるということは、定期的に投資を続けられるということ。
投資を止めずに続けることこそ、FIRE実現の条件です。
つまり、警察官や公務員は“FIREに向く職業”と言っても過言ではありません。

FIRE達成の3つのカギ

第一に、支出の最適化です。
不要な保険や財形貯蓄を整理し、生活防衛資金だけを残して投資に回す。
このシンプルな行動が、資産形成を一気に加速させます。

第二に、正しい投資方法の選択です。
長期・分散・積立を基本としたインデックス投資こそ、公務員に最も適した再現性の高い方法です。
個別株や不動産投資に比べてリスクが低く、知識がなくても継続できます。

第三に、継続と仕組み化です。
感情に左右されず、自動積立などの仕組みを作って投資を「生活の一部」にする。
この習慣化こそがFIREへの最短ルートです。

FIREは「自由を手に入れるための手段」

FIREの本質は「早く仕事を辞めること」ではありません。
経済的な自由を得ることで、自分や家族の時間を大切にできるようになることが目的です。
早期リタイアを目指す人もいれば、FIRE後も好きな仕事を続ける人もいます。
重要なのは、「お金のために働く」という状態から、「働きたいから働く」という状態に変わることです。

例えば、六十歳で五千万円の資産があれば、年三パーセントの運用で年間百五十万円の不労所得を得られます。
そこに年金や退職金を組み合わせれば、生活の不安はほぼ消えます。
五十五歳で退職する、定年後に非常勤で働く、家族との時間を増やす──そんな柔軟な選択ができるのです。

「見栄」より「自由」を優先しよう

FIREを目指す過程で最も大切なのは、「お金の使い方の価値観」を変えることです。
他人にどう見られるかではなく、自分がどう生きたいかを基準に考える。
高級車やブランド品を手に入れても一時の満足で終わりますが、経済的自由を得ると一生の安心が手に入ります。
「見栄のために働く人生」から「自由のために働く人生」へ。
この考え方を持つだけで、日々の選択が大きく変わります。

再現性があるからこそ、誰でも目指せる

投資やFIREという言葉を聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、やることはとても単純です。
支出を整え、無駄を減らし、余ったお金をインデックス投資に回す。
たったそれだけです。
特別なスキルもセンスも必要ありません。
同じ行動をすれば、誰でも同じ結果になります。

警察官や公務員として築いた安定した生活基盤は、FIREという次のステージに進むための強力な足場です。
これまでの努力を「安心のため」だけでなく、「自由のため」に活かす時代が来ています。

最後に

FIREは遠い夢ではなく、現実的な選択肢です。
焦らず、毎月の積立を続けるだけで、十年後には確実に結果が見えてきます。
あなたの安定した収入こそ、自由を生み出す最大の武器です。
今日から一歩ずつ、「お金に働いてもらう仕組み」を整えていきましょう。
未来のあなたが、その選択に必ず感謝するはずです。

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